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2013.02.22 Ring
開けっ放しの窓からは心地よい風と、グラウンドで部活動をしている生徒の声が流れてきていた。

何気なく見ていた雑誌のとある1ページ、それをみた時、私の中の何かがキラキラと輝きはじめた
横にいる彼女に声をかける。

「ねぇ、見て!これ!素敵!」

私が雑誌を載せてる机の横の机に座っていた彼女は窓の外に向けていた視線をこちらへと移して
ゆっくりと、そして風になびく髪を手で押さえるその仕草はとても優雅でとても幻想的だった。

「どれ?」

顔が近づいてくると甘い香りがしてドキッとした。

「これ!」

顔が赤くなっていくのを隠すかのように慌ててそのページを指さす。

「島に伝わる伝説のエンゲージリング?」

見出しを読み上げた彼女はふむふむと記事を読み進めて行く。

「好きだねー、こういうの」

不意に視線が合い、またドキッとしてしまう。そんな私を見ながら彼女は優しく微笑んでいた。

「だって、憧れちゃうよ! 世界でたった1つしかないんだよ。受け取ったら永遠に幸せになれるなんて素敵だよ」

しかも、それをくれた相手と・・・・。


「欲しいの?」

不意の彼女の言葉に心臓が跳ね上がる。
彼女は自分の魅力を理解しているのだろうか?
それともわかっていてわざとしてるのだろうか?


「・・・欲しい」
「そっか。見つけられるかなぁ」


「え?」

「・・・・ふふふ、なんてね♪ さぁ、帰りましょう」


彼女と過ごす時間はとても穏やかで優しくて・・・ずっとずっと続くのだと思っていた。










楽しいはずの修学旅行。
彼女との思い出がまた1つ増えるはずだったのに。
「幸せゲーム」・・・これが幸せ?
最後の1人になるまで殺しあえなんて言われて、彼女とははぐれてしまって・・・。
チーム戦だとかで、私も彼女も別の人と同じチーム。そう、彼女は敵で殺さなくてはいけない人。

あぁ、いっそ殺してくれればいいのに・・・。


「って」


ぼーっと歩いていたら何かに躓いた。
むかついたのでそれを拾い上げて投げ捨ててやろうかと思って拾い上げて見ると
私の心臓が早鐘をうつ。

「うそ、これって・・・」

孤島に伝わる伝説のエンゲージリング。
これを受け取れば、受け渡した人物と永遠に幸せになれる。
この島があの雑誌に載っていた島?・・・そんな偶然ある?でもこれそっくりだよ・・・。


『欲しいの?』

彼女の微笑みが浮かぶ。
生きなきゃ。生きて彼女に会ってこれを渡して二人で幸せになるんだ。
この島から出て行くんだ。
ずっとずっと一緒にいるんだ。







強く願えばなんだって叶うなんて誰が言ったのだろう?
体が痛くて、もう何も考えられない。視界もぼやけてきた。


「・・・・・・!!」

彼女の声が聞こえたような気がした。
私の名前を呼ぶ、小鳥のさえずりのようなきれいな彼女の声が。

最後の力を振り絞って、ポケットから指輪を取り出・・・・







ずっとずっと一緒だよ





********************

棗×星 です!!!

エンゲージリングみつけてひゃっほー!ってなって最後の最後はそれだけ持って死にました!(本当は切り札に阿修羅がはいってたのは内緒です)

星に持ってることは伝えてあったのですが、本当にその後拾ってくれたそうです!!!!!!

星、さすがです><。








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